想像の世界(13) 君も1番君が幸せだと思えば、やはり1番幸せな男は君になるのだ。



想像の世界(13)   君も1番君が幸せだと思えば、やはり1番幸せな男は君になるのだ。



想像の世界(13) 君も1番君が幸せだと思えば、やはり1番幸せな男は君になるのだ。



鈴木亮平と言う俳優が世界遺産と言うテレビ番組のことを語っていたが、とても頭がいいので感心した。

絶対見るべき世界遺産の第1位が、史上最大のラムセス王の自己顕示欲の高さを誇るエジプトのアブシンベル神殿だと言うのだ。



僕は自然遺産が好きだが、この説はある意味納得した。

それは過去の数千年前の人間の欲について、やはりピラミッドも自己顕示欲の表れだろうし、何千年前から人間は変わっていないんだなぁとよくわかるものを世界遺産の筆頭に持ってくるなんて、なんて頭の良い男だと思ったのだ。



そして第2位がアフリカ最大のビクトリアの滝は、世界最大の幅が1.7kmもある大瀑布で、これもまた自然遺産では第1位になるのはもっともな納得する理由がわかる。

つまりこの大瀑布はこれからもほぼ変わらぬ姿を、我々人間に見せてくれるだろうと考えられるからだ。



僕は世界遺産が唯一と言っていいほどに好きな番組だが、それはターザン映画で最初に世界には自分の知らない国があり、知らない人種の人間もいて、チンパンジーなどと言う見たこともない人間に近い動物もいるんだと知り、世界への憧れを抱き、それからは時々見た映画で憧れを増大させていったわけで、フランス映画の最後の楽園は今日まで僕の夢の国の筆頭に来るモチーフとなった。

ペペルモコと言うフランスのジャン・ギャバン主演の映画で、人間の国を失った流浪の悲しさを知り、頃から中学生までは映画が人生の全てを教えてくれた。



勿論6年生の頃には小説に夢中で、もうありとあらゆる小説の虜になり、友と遊ぶ以外の時間はすべて小説を読む時間だったのだ。

ほんとに勉強はわざわざするものではなく、必要十分なだけするもので僕にはそれすらももったいない時間だった。

世界が素晴らしく輝いており、ときには悲しみに沈んでおり、それがいろいろ変わっていくのが嬉しく、てこんな嬉しい時を想像して頭に描いていくのに夢中なときに、学校の勉強なんて僕にはちっとも憧れの世界とは縁もないものだったのだ。



ノーベル賞を湯川秀樹が撮ったと聞いてもすごいなとは思うが、世の中の素晴らしさの何億分の1の素晴らしさであって、まして医者になるとか何をするなんて目標は、僕には何のためにと言う意味もわからないことで、学年1になるとかいった目標なんて、まさに愚の骨頂でしかなかったのだ。

もちろん何か目標を持って励む人はそれなりに尊敬はしたが、僕には自分自身がそうなるには、あまりに世界がなんとなく素敵すぎて、1つのことに邁進するなんてことができなかったのだ。



友がある職業についたりしても、それは友の選んだ仕事として尊重はしても、1つも羨ましい仕事も憧れる仕事もなく、ただ友の仕事として尊重するだけだった。

昔から1番不思議な仕事が演ずると言う仕事で、素敵な仕事としてはその役次第であって、僕もファンにはなったものの憧れるなんて想像すらできない。

そうすると一体何がいいのかと言うことになるが、結局傍観者になるしかないんだけど、そうするとお金が入ってこないので食えないと言うことになる。



僕は何も考えず、親もいて、友もいて時々頼まれていろいろな仕事もして、それなりに金を稼いだりもしたけど、特にやりたい仕事などない人生を送り、全てに満足して相変わらず世界中に想像を広げていたわけだ。

だから結婚で人生が変わったとも言える。

とは言う物の、人生は変わったが僕自身は変わらなかったので、ただちょっと協力してお金を儲けただけなのがサンエーで、これが良かれと思ったのが結局儲けすぎたんだね。



人間不必要にお金を稼いだり不必要に希望を拡大したいするもんじゃないね。

不必要に財産は大きくなり、不必要に大物になり、地位も上がり、自分でも大物と思い始めると、言葉から何まで変わり、住む所も車もとにかく何もかも変わり、自分のやっている事は正しいんだと思い込んで、人に頭を下げるなんて事は死ぬまでできなくなる。



逆に言えば悲惨な人生とも言える。

何が楽しいかと言う事さえわからなくなるかもしれないのだ。

2000年も3000年も1万年も昔から、自己顕示欲はあったわけで人は今もそれに振り回されて生きているとも言える。

僕たちは自分ができない事は想像してみるしかないわけで、何兆円もの資産を作った人は何が楽しみで生きているのかもわからないが、まだまだと何兆円もその資産を増やそうとするわけで、多分世界一になりたいのかもしれない。

独裁者も同じで自分が正しいと決めて、何をしても許されると思い込んでいるのだろう。

今世界では200の国があり、そこにそれぞれ大統領や、首相や、委員長や、国王や、女王や、天皇や、1番偉いと思っている人間がいるわけで、それは計200人いるわけだ。



さらにその道でのNo.1がそれぞれいるわけだが、結局なんだかんだで自分をNo.1と思い込んでいるのはアメリカ大統領と、世界一の資産家だろう。

でも2人とも本当に幸せかというと、そうでもないんじゃないかな。

僕は僕より幸せな人間はいないと思っているし、僕の妻はその男を管理している幸せな女と言うことになる。



君も1番君が幸せだと思えば、やはり1番幸せな男は君になるのだ。



2018年10月16日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
https://kamosan.ti-da.net/e10459057.html



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