想像の世界(384)金など単なる印刷物と言った人の話が、或る意味自然な生き方で羨ましくなる。



想像の世界(384)金など単なる印刷物と言った人の話が、或る意味自然な生き方で羨ましくなる。



645年(7世紀)の大化の改新が、天皇家の始まりと言われているようだ。

紀元前の660年の2月11日の神武天皇が天皇家の祖先と言われているが、それが神々を祀ったもので、言わば神話の物語だ。

だが7世紀から天皇家は連綿と続いており、実際に政権を取った事は短いが、やはり日本の象徴としては相応しいと思う。

人間が品位のある者ばかりだと天皇も必要なく、王も女王も権力者など一切必要なく皆平等の世界になると思うが、残念ながら人間はほぼ全員浅はかな者だから、日本はまだ約2000年続く天皇家と言う象徴があるだけ幸せな方だと思う。



そして何より昭和天皇の息子の、今の上皇が民間から妻、美智子さんを迎え今の天皇が生まれたわけで、今の天皇の血の半分は、我らと全く同じ血が流れているわけだ。

そして今の天皇の妻、雅子さんも一般人出身者で、愛子さんの血は益々一般人に近づいており、彼らは生まれた時から日本国の象徴としての生き方をするための教育を受けているのだ。

品格のある人間としての生き方、威張らず、くじけず、怒らず、怠らず、自然に、素直に生きるように、生まれてから徹底的に仕込まれているのだろうと想像すると、果たしてそのような教育を幼い頃から受け続けた人間が、天皇家意外にあるだろうか。



一般的に言えば日本で1番偉い人はと聞かれれば、”首相”、と答えると思うが、毎日のようにテレビで流れる姿は全くつまらない大変な仕事をする人としか映らない。

学者も芸術家も作家も数限りなくいるわけで、人々に直接関係のない人は結局大した仕事とも言えないし、やはり象徴にはなり得ない。

僕は何故か少年の頃、この小さな南の島、宮古島で育ったが、戦後の年に生まれ戦争は知らないが、のどかで美しかった宮古島でハツおばさんに育てられ、小学3年生で実家に戻ったが、元陸軍少佐の父も戦争の事など一切話さないが、いつしか何となく天皇や戦争のことを知るようになっていったが、戦争責任の嵐が吹き荒れていても何故か日本は悪くないと国を信じていた。



兎に角、誰からもその事について話をされたこともないが固く信じていたのだ。

だから、今に至るまで日本の戦争責任を言う人々が多数いるのは時代錯誤も甚だしいと感じるわけだ。

国会では野党も保守も卑怯な奴ばかりで、たまにいい事もするだけだし、やはり国政に限らず全て政治はつまらないけど、それに代わるものがないから厄介だ。

ましてや政治をやる者が自分を偉い奴だと思うから益々厄介だ。



行政だってそうで、今や公僕なんて意味も全て忘れさられたようだ。

例えば先日テレビで放送していたが、ロシアの医者の給与が月収8万円と言うのだ。

つまり医者は公務員で、一般公務員と何ら変わらないらしいのだ。

母1人の娘の母がその医者で、とても感じのいい人で、こんな素敵な医者がいるのかと信じられなかった。

日本の医者は或る意味儲け過ぎかも知れないと思ったもんだ。

ま、おかげで僕も兄に助けられたけどね。



昨日はビデオで、”こんなところに日本人”、を見て、沖縄の離島に昭和20年生まれのハーフがいて、僕と同年代だが幼い頃母がいなくて、1人親戚の家で学校にも行かせてもらえず、苦しい手伝いの毎日だったらしく、大人になっても金の虚しさを知り、それから47年間1人での離島での暮らしを満喫しているわけだ。

その暮らし方は全くの自然児、野生児だが、すべてにゼロ円の暮らしで、金などただの印刷物だと言うのは基本的に同感で、あの生き方は出来ないが1番憧れるなーと思った。

成る程まだまだ世の中には素晴らしい生き方をする人が沢山いるなと思ったわけだ。



日本の歴史にしろ世界の歴史にしろ、すべては金欲と権力欲の歴史であり、ダイアモンド、ルビー、サファイアなどをちりばめた王冠などが数千万円、数億円かかったものであっても、我々には一切無縁なもので欲しいとも思わず、くれると言ったところで少しも嬉しくないものだ。

いつも言うが、お金は必要だが多くはいらず、食うに困らなければそれが最高最善だ。

今思えば本当にやりたかった事もせず、調子に乗って商売に精を出したのは大間違いだったとつくづく思うのだ。

金など単なる印刷物と言った人の話が、或る意味自然な生き方で羨ましくなる。

いつか1人で死んでいくのだろう。

それもまた自然なことか。



2020年2月9日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠の思い出 memories
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…

https://kamosan.ti-da.net/e10459057.html



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