想像の世界(907)俺みたいな奴がもし薬剤師なんかになったら、うーん、多分悲劇だな。


想像の世界(907)俺みたいな奴がもし薬剤師なんかになったら、うーん、多分悲劇だな。



人類学と言う講義が大学ではあって、それは人類の起源から諸々な人類についての学問を教えるわけだけど、まるで講義を聞かない俺は、試験になっても答えをちゃんとして書く事も出来ず、全部を、”絵”、で答えたのだ。

当然成績は0点と思っていたら、なんと優、良、可の、”可”、なのだ。

これにはビックリしたものだ。

高校までの先生なら、答えが全部絵だったら当然不可で不合格だっただろうが、大学教授と言う人は、何と俺が意味が分かっているなと考え、”可”、にしたわけだ。



俺は、生まれて初めて大学教授って人を尊敬したなー。

デッサンは得意だったとは言え、絵のテストじゃなくて分子人類学の試験の答えを全て絵で答えて、”可”、なんて、今思い出してもあり得ないビックリした大喜びの日だった。

その後も試験の度に絵で答えたが、いつも、”可”、を貰えたので無事進級出来たわけで、考えたら俺は横着な奴で、勉強しないでも進級出来る工夫は大分やったもんだ。



でもカンニングをした事は無い。

数学ですら問題の式から答えまで全部棒暗記で、可か良だから、若い頃の俺の記憶力は凄まじいものがあったわけだ。

嘘みたいだけど本当の話だ。

親友になった山角も古原も落第したけど、俺は一番勉強しないくせに、得意なデッサン力と絶大な記憶足で取り敢えず3年生までは進級したわけだ。



元々俺は薬学は1%も興味はなくて、何せ医者しか許さなかった母ちゃんが、かろうじて薬学への進学を許したので、東京で4年間遊ぶために昭和大学薬学部を受験したわけで、取り敢えず3年生まではそれなりに進級出来たわけだから、正直言って大学卒業までの学問なんて大した事はないってことだ。

問題は国家試験を通って専門職になってからだが、例えば医者はそれなりに人並み以上には優秀ではあるが、ま、俺が想像するには、日常作業をこなしているだけの、真剣に日々の研究も怠らない医者は少なくて、世の中にはヤブ医者も多いと思うんだ。

ま、当然医学の知識は一般人よりははるかに上なもんで、俺も一応尊敬はしているがね。



俺みたいな奴がもし薬剤師なんかになったら、うーん、多分悲劇だな。

ま、取り敢えず人並みに仕事はこなしただろうが、何せ1%も薬には興味はなかったしなー。

色んな仕事をそれなりに上手にこなして来たが、たどり着いた天職が居酒屋だったわけだ。



そして基本興味があるのが花やハーブや作物などの植物ってわけで、仕事は肉体労働は多少は好きだけど、本当は机の前に椅子に座っての仕事は好きではなく、本来なら日記も一度も書いた事はなかったし、帳簿をつけたり計算したりは嫌いで、まして人から指図されるのは大嫌いと言う、全く厄介なデタラメな奴ってわけだ。

友達ならいいとしても部下なら一番駄目な、使い物にならない野郎だろうな。

ま、だから厳しいけど、おおらかな社長ならこなせるってわけだ。

ん?



金は作るのも使うのも得意だったが、貯めるのは得意じゃなかったなー。

ま、取り敢えず元の海を埋め立てた約300坪がいわば俺の屋敷なわけで、市内では一番広い庭付きのコンテナハウスのテラス付き住宅に住んでいるんだから大大大満足ってわけだ。

ズボラなようでも案外細かく考えて、ほとんどの事に気配り目配りして仕事はこなして来たわけだが、やはり資金繰り等は結局直美と美喜ちゃんがやっていたわけで、やはりズボラな面はあったんだろうな。



だけどズボラな奴はまだ許せるが、一番許せない奴は卑怯な奴だ。

政治の世界は卑怯のオンパレードだけど、きちんと仕切る奴が必要だから厄介なものだ。

ま、みんな人それぞれ厄介を抱えているわけで、頑張ってくれ。

と言うことで今日はコレデオシマイ。



2021年12月23日



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