想像の世界(1018)あの巨大な黒人兵の、その後の大笑いがいつまでも耳に残ったものだ。


想像の世界(1018)あの巨大な黒人兵の、その後の大笑いがいつまでも耳に残ったものだ。



早朝6時、昨日の真夏のような暑さが嘘のようなちょっと寒い日で、どうやら夜中に雨も降ったようだ。

目が覚めてから何故か小学6年生の頃、俺たち中山一家が沖縄のコザ市に引っ越して間もない頃のことを思い出していた。

夜歩いていると、前から来た大きな黒人兵が、俺とすれ違いざまに突然思いっきりの力でブンッと俺の顔面めがけて拳を振り下ろし、殴りかかって来たのだ。

とっさの瞬間、俺は飛び退いて、そのまま脱兎のように真っしぐらに走って逃げて無事だったが、あの巨大な黒人兵の、その後の大笑いがいつまでも耳に残ったものだ。



宮古島でほのぼのとした、のどかな毎日を過ごし、真冬と雨の日以外は、毎日朝から晩まで真っ黒になってパイナガマで遊んでいた俺が、初めて遭遇した命にも関わる暴力事件だったのだ。

一瞬飛び退いたものの、頬をかすめた拳の、ブンッと音さえ聞こえたような風の音は、今も耳に残っている。

当然黒人への人種的偏見意識は、ターザン映画のアフリカの黒ん坊の野蛮な姿と相まって、大人になるまでは人種差別意識もあったものだ。

黒人のキング牧師は1,968年に殺されたが、白人で選挙で選ばれた人間としてはアメリカで一番若い、43歳で1,960年にアメリカ合衆国大統領になり、2年後の1,962年にダラスで暗殺されたケネディーのように、何度も暗殺を予告されて、自分でも暗殺されるかも知れないと言っていたキング牧師の暗殺で、逆に俺は黒人への差別意識はなくなったものだ。



逆に今、圧倒的な支持率80%を越えるロシアのプーチン大統領だが、世界の見る目は、残酷で、残虐な殺人犯としか彼を見ていないのだ。

とは言うものの、世界は今や風雲急を告げ、一触即発の危険な状態になっており、大体の人間がのどかで平和に暮らしている日本も、周りを取り囲んでいるのは中国、韓国、北朝鮮、ロシアの反日国だらけで、まして世界中に反日思想はかなり浸透しており、2,700年にも及ぶ、日本文化の誇り高い歴史でやっと持ち堪えているものの、政治はまだまだ三流の域を脱する事が出来ず、かろうじての頼みの綱の、安倍晋三も個人的な不祥事続きで今は野に下っており、続く菅、岸田もやはり三流で情けない体たらくってわけだ。

うーん、つらいね。



さて、今は外は雨も上がって明るい陽射しの朝だが、風はちょっと強く、ま、ちょうどいい涼しさかな。

テラスのテーブルの上の花のうち、ツルバラの樹に淡いピンクのかなり大きな花が咲いて、とても綺麗だ。

今日は間もなく博文が来て、この花達を移植するので楽しみだ。

バラの木も、もう15本程になり、今はかなり大輪の花を咲かせてとても美しい。



博文も花が好きだと言っていたが、ま、一応、大体の人で花を嫌いな人はいないだろう。

直美もかなり花が好きになって来たので、俺と、つよしと直美は、ちょいちょいメイクマンに行っているわけだ。

さて、庭に出る準備でもするか。



ちなみにキング牧師の演説、”I have a dream”、は、リンカーン記念堂の前で行った演説だが、勿論、俺は和訳しか知らない長い長い演説だが、日本語訳でも、これだけの素晴らしい演説は誰にも出来ないんじゃないかな。

俺もアジ演説は得意だったけど、こんな素晴らしい演説はとてもとても考える事は出来ないな。

つまり、アジる演説では、人を本当に動かすことには繋がらないわけだ。

改めて、キング牧師の冥福を祈る。

じゃあな。



2022年4月23日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠の思い出 memories
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…



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