想像の世界(1029)想像の世界も1,000回目を越え、そして区切りもよく今日は5月5日のこどもの日だ。


想像の世界(1029)想像の世界も1,000回目を越え、そして区切りもよく今日は5月5日のこどもの日だ。



想像の世界も1,000回目を越え、そして区切りもよく今日は5月5日のこどもの日だ。

そして不景気な世の中でも、流石にゴールデンウィークは中山(ちゅうざん)も美ら美らも多勢の人出で大賑わいの満員札止め状態のようだ。

人間不思議なもので、何かお祭りのようなフェアには人が集まり、人が集まるとお祭もフェアもたけなわとなり、ワイワイガヤガヤみんな楽しくなるものだ。



そのちょっとした心理状態をつき、俺は結婚したての頃に止むを得ず商売を始めたが、やるからには当初宮古一を目指し、店がいつも賑わうフェアを毎週のように開催し、一年であっという間に宮古一の大繁盛の店にして、すぐにサンエーの全琉展開を開始したわけだ。

これが沖縄初のチェーン店の始まりで、6年間で沖縄一の売り上げを誇る店を作り上げたのだ。

つまり、サンエーの始まりは、ま、こんなもんだ。



ただ、俺は沖縄一の売り上げを誇るチェーン店を作り上げて莫大な利益を上げていたが、お金はイヤと言うほど集まったが、金も権利も権力も集まるところに組織の派閥も生まれ、嫉妬心も渦巻き、俺はウンザリして大組織を捨てたものの、又新たな大組織を作り上げてしまい、それが更に嫉妬心から騙されると言う罠にかかり大倒産させられる始末で、結局それの繰り返しで、脳出血で倒れて初めて商売をしない、自由な本来の俺に戻ったわけだ。

つまり、人生二度目のヒモ生活を直美の頑張りで過ごして、右半身不随の痛い不自由な身ながら、目覚めから就寝まで幸せいっぱいの暮らしを送っているわけだ。



俺がサンエーを沖縄一の大組織に作り上げたおかけで、節子も、譲治も、富子も、和子も、何百億円の資産に守られた生活ではあるが、果たした幸せだろうか。

ま、今更余計なお世話ではあるが、こうして時々気がかりになるわけだ。

つまり、俺は金が集まる度に騙され続け、金も財産も大してない今が一番幸せなもんだから、程々が心安らぐ幸せな暮らしだなーとつくづく思うわけだ。



俺が脳出血で入院中の、那覇市天久の大浜病院に節子がお見舞いに来た時に、”どうだ、儲かっているか”、言うと、”うーん、そうでもないわよ”、と言うので、気になったので後日ちょっと調べると、節子の資産は100億円余りで、和子も富子も譲治もそれぞれ200億円余りで、それぞれ沖縄県ではNo.1クラスの大資産家になっていた。

ま、俺がサンエーを沖縄一にして、それを守っているから得た大資産ってわけで、当然と言えば当然で、俺もひと安心であったわけだ。

ま、ひと安心ではあったが、金も大資産も渦巻き、利権も渦巻く世界は騙し合いの世界でもあり、中々心は安まらないのではないかなー。



つまり、何でも程々が丁度心も休まり、幸せに暮らせるってわけだ。

年中催事企画を始めて人を集めて、おかげで沖縄一の企業を作り上げ、莫大な売り上げを達成し、莫大な利益を上げ、莫大な資産も作り上げたが、俺は騙され続けたわけだ。

案外、人間は一番信頼すべき人間が、一番裏切る世界でもあるわけだ。



ま、こうした騙し騙されの世界とは縁のなさそうな博文のような人間が、一番幸せかも知れないな。

あと3日で日曜日だ。

博文と一緒に花を植えて、庭も徐々にきれいになって来て、更に幸せいっぱいってわけだ。

じゃあな。



2022年5月5日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠の思い出 memories
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…



同じカテゴリー(想像の世界)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。