想像の世界(1646)考えたら、直美はずいぶん我慢強い女ではあるな。


想像の世界(1646)考えたら、直美はずいぶん我慢強い女ではあるな。



夢か現(うつつ)かの内に目が覚めて、ザ・フォーク・クルセダーズのイムジン河を心の中では歌っていたが、何故だかはもう思い出せない。

ま、こういう事はよくあることで、夢か現かの間を彷徨っているわけだ。

昨夜はオードリー・ヘップバーンの事について、色々なことがYouTubeの番組で分かったわけで、オードリーは、俺が今まで知っている女優の中で、美しい清らかな女性で、若い俺は憧れたものだ。

マリリン・モンローも大好きではあったが、ま、どちらかと言えばセクシーな女性という意味の方が強くて、オードリーは結婚したことすら信じられないような、清らかな美しさだった。



俺と直美もセックスをしなくなってから、かれこれ20年近くなるが、逆にそれからがもっと仲良くなれたようだ。

だから女性を宇宙人のようにも思うわけで、脳出血で倒れて、半身不随になってボーっとしていた俺を明るく支え続けていて、毎日何度も倒れないでよ、気をつけてよ、と言って心配してくれるが、今まで3〜4回は倒れたわけで、その中の1回は右大腿骨を骨折して、今は人工骨で繋いであるわけで、直美はますます気をつけてと言う始末だ。



ま、資産は4〜5か所も処分したのも倒れる2年ほど前で、それでもあと4つの資産は残っているわけで、それを今では直美と美喜子ちゃんや、つよしや、みんなで守っているわけで、つまり、そもそも企業活動は一切やめて、自由にのびのび暮らそうと故郷の宮古島に36年前に帰ってきたわけだが、無一文だったが、ま、36年前はまだサンエーを作った男として、一応かなりの有名人だったわけで、次々と人も訪れ、仕事を頼まれたりしている内に、それなりに金は貯まるし、ま、騙されなければ、5つも6つも資産を失うこともなく、自由にのびのび暮らそうと生きても、5億円や6億円は貯まっていたわけだ。



つまり、36年間と言う年月では、自由にのびのび暮らそうと、宮古島と言う南の島に無一文で帰ってきても、5〜6億円は貯まってしまうわけで、勿論その間贅沢なんかしようと思ったこともないが、世界の4〜5か所は見てきたが、超高層ビルが建ち始めたら、もうどこへも行く気がなくなったし、2〜3年前に美喜子ちゃんがiPadを準備してくれたので、今はYouTubeの中で、世界の色々な美しい所は見て回っているわけだ。

ま、それにしても、兎に角、世界中至る所に超高層ビルが増えたわけで、超はつかないが宮古島にも10階建てぐらいのビルは次々と建つし、数件もなかった居酒屋、飲食業も300件では効かないぐらいに増えたし、兎に角、アカンバまーちゃんと言われたボーチラーも今じゃ忘れ去られて、街にはチンピラや、ハングレ、ヤクザもどんどん増える一方で、よくまぁこんなちっぽけな南の島へ来るわけで、今は自由にのびのびとしていられるのは、全て直美のおかげってわけだ。



勿論、今まで全部一応俺がつくってきたわけで、サンエーも、その後の色々な店や飲食業も全部一応俺がつくったが、ま、その後は監督するだけなので、直美には、”誠さんは仕事をしたことがないもんね”、と言われる始末だ。

ま、自由にのびのびと暮らそうとは思うが、厄介なことに昔取った杵柄は残っていて、ついつい新しい店を思いつく始末で、そこをうまくついてくる詐欺師みたいな奴は、街には何人もウロついているわけで、俺みたいな単細胞の頭の奴は、すぐそいつらの餌食になってしまうわけで、結局どんどん店も作るが、どんどん騙されて潰しもするわけで、後の処理をするのは直美と美喜子ちゃんと言うわけだ。

考えたら、直美はずいぶん我慢強い女ではあるな。



目先の欲に目が眩む奴は多いし、鵜の目鷹の目でみんな餌食を狙っているし、兎角この世は住みにくいものだ。

俺はこの南の島で、一応のびのび暮らしているわけで、世の中には今でも一帯一路などと言う、昔のシルクロードみたいなものもあり、もうアジアとヨーロッパを結ぶどころか、アフリカも南米も、北米もみんなロマンを捨てて、鵜の目鷹の目で餌食を狙っているわけだ。

もう、全員明日は我が身にも起こると思って用心しなければならないわけだ。

第三次世界大戦ともなれば、当然日本も宮古島も巻き込まれるわけで、気がついたら、夜半に嵐が吹き荒れているかも知れないわけだ。

ロマンなんて言っている暇は、無いかも知れないな。

じゃあな。



2024年1月18日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
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中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…



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