権力は誰のもの

4月9日に宮古土地改良区解雇訴訟で
2004年3月に解雇された
元同労働組合委員長の解雇は無効の判決が
那覇地裁で言い渡された。



これにより、原告の地位は保全され、月額33万円余の給料が
現在まで積算され支払われる事になるわけですが
(1人約1600万円×3人分=4800万円だそうです)
当時一斉に行われた大量解雇問題も含め、宮古土地改良区は
この金額をも上回る
大きな問題を抱える事になりそうです。

更に、当事者からの情報ではありますが
そもそも一連の大量解雇問題の原因は
土地改良事業における予算の偽装水増しによる
公金着服の内部告発を阻止する為の
突然の解雇だったそうです。

ただし、私は第三者から聞きましたので
これはあくまでも噂に過ぎませんが
その後情報を集めてみますと着服情報は以外と
広範囲で聞こえますので、信憑性はあると思いました。
まして広域な事業ですから、金額も半端じゃありません。

莫大なのです!

そしてこの件についても告発を準備しているようですので
これが単なる噂でなければ、大きな問題となる事でしょう。


・・・先日、6月に行われる沖縄県会議員選挙の候補予定者について
いろいろと申し上げました。
その中の保守系候補者として
何故突然土地改良区の座喜味一好事務局長が浮上したのか
そして周辺からは他にも候補者を上げて選ぶべきではないのかと
多くの意見が寄せられ、拡大会議の開催も提案されましたが
ことごとく無視され、「拙速すぎる!」との
非難囂々(ゴウゴウ)の中で、座喜味氏に決定されました。
しかも
5人の委員が席をはずしている中での決定にもかかわらず
「全会一致」と公表する
ありさまでした。


特別に保守系でもない私でさえ「何をあわてているのか?」と
不思議に思いましたし、市民の間でも、「何かおかしい」と
訝しがる声があがったものです。

そして、今日の判決を見て「なる程!」と半分は謎が解けた気持ちです。
当時保守系候補の座喜味氏を推薦し強力に後押ししていたのが
仲間克氏元城辺町長だったそうですが
つまりこの候補者選びは、土地改良区理事長、仲間克氏と
事務局長、座喜味一好氏の路線だったわけです。

この裁判が勝訴するにせよ敗訴するにせよ
座喜味氏が保守系県議候補となり、更に当選すれば
社会的地位は、権力側ですから強力なパワーとなるわけです。
ひいては座喜味県議が誕生すれば
仲間克宮古島市長の芽もあり得ます。
政治戦略、権力戦略としてはかなり的を得た作戦でしょう。

やっぱり町長やったり広域事業の事務局長をやる人は
「頭がいいよネー!」と思いますが、それに追随する人々は
失礼ながら「頭が悪いネー!」と思わざるを得ません。
「言い過ぎゴメンネ!」


・・・とマーこんな風に県会議員様が誕生するわけです。
失礼ながら、これは革新系も大同小異どころか
大同小似で、ほぼ似たようなものです。

小さな島の小さなルツボの中で暮らしているわけですから
利害はすぐからみます。
相も変わらず、保守系か革新かであり
第3の利益集団まで出現して三つ巴で利権争いです。

市民の多くは「ウンザリ」している事は事実ですが
「物言えば唇寒し」「さわらぬ神にたたり無し」
「関心はあれど行動せず」に徹して暮らしを守っているわけです。
大人も無気力ですが
若者は無関心ってところでしょうか。


「どうせ誰がやっても同じ!」
だそうです。

「いい年して何を無駄な抵抗を
しているのですか?中山さん」
と良く言われます。
「何かメリットがあるのですか?」
「何か目論見があるんでしょうか?」

との質問は、つまり私に何か利益、得があるのだろうと
カンぐっているわけです。
当然です!!
メリットもあるし
得もあるし
目論見もあります!!


「良い議員、良い市長、良い行政を誕生させれば、宮古島は素晴らしい
楽園となり良い人々が集まり、経済も安定成長し、生活も豊かになり
皆が楽しく暮らせ、子供達に明るい未来を残せる」
というメリットがあるから、一生懸命に
「蟷螂の斧」をふるって
「イタチの最後っ屁」になるかも知れない
ゴタクを並べているのです。


兎に角、今回の土地改良区裁判のみならず、宮古島市でも
市長が告発されるし、あまりにも権力の乱用が
著しく、そしてすべて金がらみの醜いトラブル続出ですので
非力な居酒屋のオヤジ一人でも頑張らないと
宮古島市はオシマイ!と思うから
頑張るしかありません。

本当は元教師、元公務員、経済界の重鎮、医者、弁護士etcの偉い方にこそ
前面に出てもらいたいし、特に議員の皆様には
減私奉公で私利私欲を捨てて頑張って欲しいと願っているのですが
現在までのところでは、見込みゼロですので、それまでは「ツナギ」で
私が頑張ります。

土地改良区、解雇裁判の今後も見守りつつ、保守系の皆様には、候補者の
再考をお薦め申し上げる次第です。
革新系は奥平一夫氏以外に立候補する勇気ある者は
いないようですので、まずは奥平県議再選は決定でしょうが
このままでは、もう一人は
第三の政治勢力の坂井民二氏の県議誕生となることでしょう。

昔、保守系王国とまで言われた宮古島から
歴史上初めて保守系県議がいなくなるわけです。

保守だ!!革新だ!!が嫌いな私ではありますが・・・
どうもこれじゃーネー?!です。

勇気ある者の出現を期待しております。




豊かで平和で楽しい宮古島をつくる会

中山 誠


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