”暑さ寒さも彼岸まで”、と言うが、秋だったかなーと直美が言うので、俺は秋だったような気がするなーと言って、ちょっと調べてみたらと言ったら、今年は3月17日から23日までで、もう終わってるよと言うのだ。
沖縄県は熱帯に属していて暑い県と思われているが、一応四季はあり、寒さもあるわけで、やっぱり日本ではあり四季はあるわけで、暑さも寒さもあるし、冬の沖縄ではアロハシャツで過ごそうなんて思ったら大間違いで、北風の強い日などは凍えるように寒いのだ。
そして俺の若い頃には、1度か2度は霰(あられ)も降ったこともあるのだ。
三途(さんず)の河原で石を積んで鬼に崩されているように、いくら努力しても次から次と崩されているようなもので、継続は力なりとは言うが、40代になる頃にレイチェルの沈黙の春を読んで俺が悟ったのは、沖縄一になったり、日本一になったり、世界一になったり、大金持ちになる努力も意味がないと言うことだ。
つまり、何億円と言う大金を貯めても、すべては絵に描いたモチで食えないわけで、何億円や何兆円貯めても、リスがドングリを地中に埋めて貯めるが、場所を忘れてしまう努力のような継続であり、せいぜいその内の何個かは、ひょっこり芽を出しドングリの木になるが、ま、埋めたリスは、その木のドングリの実は永遠に食べるどころか見ることもなく、気がつきさえしないようなもので、イーロン・マスクの努力もドナルド・トランプの努力も、リスが地中にドングリを埋めているようなものだなーと、俺は感じるわけだ。
だから、継続は力なりは、俺はあまり大事にはしなくなったわけだが、ただ食べていく為の程々の努力はするわけで、程々やってもすぐに何億円ぐらいは貯まるわけで、何億円も貯めると、そこに詐欺師が騙しに現れるわけで、若い頃は、結局それの繰り返しで、結局その努力も、賽(さい)の河原で石を積むようなものだと俺は思うのだ。
ま、5軒も6軒も店は失ったが、それでも財産は5軒は残ったわけだから、その内の2軒が中山(ちゅうざん)と美ら美ら(ちゅらちゅら)で、中山(ちゅうざん)は宮古島一の老舗であり、美ら美ら(ちゅらちゅら)は、宮古島で初めての民謡とフォークのライブ居酒屋なわけで、どちらも大繁盛を続けているが、オーナーの俺は半身不随となり、今じゃ権限もなく、金も収入も1円もないわけで、ま、たまに欲しい物があれば、何千円かぐらいのものだったら、直美に言えば買ってくれるけど、それでもリスではないけど、俺も一応月5万円ぐらいの金は手に入れたいと思って、事務員の美喜子ちゃんに、会長命令だ、月5万円の給料を俺に支払えと言ったら、分かりました、でも一応女将さんに相談してみますと言ったが、もう何ヶ月も経つが、まだ返事はない。
昨夜はYouTubeでエキゾチックな4次元多様体と言って、4次元のことを、初めてちゃんと物理学と数学の議論で明確に議論付けして、ノーベル賞なども貰ったらしい、サイモン・ドナルドソンと言う26歳の天才学者がいるようで、勿論、俺は尊敬するわけだが、でもやっぱりその努力も賽の河原で石を積むようなもので、ノーベル賞も、その努力も、ドナルド・トランプの努力も、みんな賽の河原で石を積むようなものだと俺は感じるし、思うのだ。
世界一の大金持ちになっても、継続は力なりと努力しても、結局賽の河原で石を積んでいるようなもので、悪あがきみたいなものだ。
ま、程々に努力しても、昔取った杵柄ですぐに何億円ぐらいは貯まるし、貯まれば詐欺師が騙しに現れるしで、ま、それでも若いうちは、それなりに挑戦しては崩され、挑戦しては破られの努力の繰り返しも、みんな思い出には残るわけで、若い頃は沖縄一の大金持ちになったり、騙されて無一文なしの貧乏な青年になったりと、大忙しの努力の繰り返しの連続で、悟ったつもりだが、いくら悟ったつもりでも、また騙す奴が現れるわけで、程々にやっていても金はすぐ貯まるわけで、暑さ寒さも彼岸までと思ったら、もう過ぎているし、継続は力なりは賽の河原で石を積むようなものだと思ったら、イーロン・マスクとドナルド・トランプのことを思い出すし、すると今度はエキゾチックな4次元多様体の理論を確立した若い学者、サイモン・ドナルドソンが現れるし、俺の頭も変な考えが次から次と思い浮かぶわけで、暇な半身不随は1日中YouTubeを眺めているわけで、そして一昨日からは、直美が美喜子ちゃんに言いつけて、俺に新しいiPadを注文し、そして届けてくれたわけだ。
流石に、新しいiPadは文字を拡大しても全然ボケないので、鮮明に大きく拡大出来るわけで、それはもう気持ちがいいわけだ。
これで暇な半身不随の、俺の唯一の楽しみがまた確立出来たわけだ。
やっぱり持つべきものは、良き伴侶と言うわけだ。
ま、良き伴侶には、子分がいっぱいいるしな。
じゃあな。
2025年3月31日
人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…