Days of Memories アカンバまーちゃん エピソード5


Days of Memories アカンバまーちゃん エピソード5



Days of Memories アカンバ・まーちゃん エピソード5



コザ市と北中城村の境目の伊佐にある、中々おしゃれで広々とした高江洲弁護士の事務所に僕たちも同居して、早速活動を開始し、僕はネクタイもして働き始めたのだ。

そして間も無く、代理店募集の説明会をヒルトンホテルで開催した。

その日30社程が集まり、1時間程の僕のドームホームについての説明をした。

その後最後まで残り、熱意ある取り組みをする業者が5〜6社あった。



説明会を終って事務所に帰ると、早速、高江州弁護士がどうだったと熱心に聞くので、僕は今日の熱気あふれる会場の様子や、5〜6社ものすごく熱意ある業者がいたことなどを話した。

すると高江州弁護士は、”じゃあ、すぐに彼らを代理店として採用し、すぐ1社300万円程の保証金を取れ”、と命じたのだ。



僕は、”近々そうするつもりだが、僕自身まだ充分分かってないので、あと2週間程は待って欲しい”、と言うと、高江州弁護士は、”いや、熱心な内に金を取った方が良いので、明日すぐに契約しろ”、の一点張りで、逆に僕はあまりにも金に執着する姿に不信感が芽生え、高江洲弁護士の申し出を断ると、同時に事務所も脱退したのだった。



高江洲弁護士のドームホームの会社とはたった1週間程の付き合いで、つまり高江州弁護士はいずれ集まる可能性のある1,500万円程の資金も失い、何もやることもなくなった従業員2名に無駄な給料を支払う羽目になったのだ。

あまりに欲を出すと、逆に失う羽目に会う典型だった。

僕はまたサーフィンの楽しい日々に戻り、石川ビーチへも時々行って、石川ビーチはパイナガマに次ぐ第二の思い出の浜となったのだった。



2021年1月5日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠の思い出 memories
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…

https://kamosan.ti-da.net/e10459057.html



同じカテゴリー(Days of Memories)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。