想像の世界(1706)朝目が覚めたら、フォーク・クルセダーズの歌が頭の中では流れていた。


想像の世界(1706)朝目が覚めたら、フォーク・クルセダーズの歌が頭の中では流れていた。



朝目が覚めたら、フォーク・クルセダーズの歌が頭の中では流れていた。

”イムジン川、清くとうとうと流る♩”

今もイムジン川の水は、清らかで美しいままなんだろうか。

日本でも美しい清らかな川はいくつかあるが、残念ながら宮古島は、山のない平らな土地なので川もない。

ま、我が家の裏のドブ川ぐらいだな。



だから、水の清らかな川や、春の川のような美しい川には、幼い頃から童謡で歌っていて、懐かしい憧れみたいなものは感じていたものだ。

”春の小川はサラサラ行くよ♩”

小川や野原にも、時には山にも憧れがあって、こうして故郷の宮古島に帰ってきて自由にのびのびと暮らしていても、心は昔々の幼い頃のヤラブの森に囲まれた、美しい誰もいないパイナガマと、その周辺には、もう誰もいないサトウキビ畑が広がり、久松の小さな部落までは家は一軒もなく、そして下地、上野までも家など一軒もなく、あの静かな宮古島そのものが、まるで自分の物のように感じていて、それはそれは美しい思いで、毎日目覚めから眠るまで、楽しくて楽しくて、そして俺の人生は、そういう思いで今も続いているのだ。

特にその思いは、11年前に脳出血で倒れてから、数年後にやっと人間らしさを取り戻してから、やっと昔の俺が戻ってきたわけで、それ以来ずっと目覚めから眠るまで、もうパッと目が覚めたら楽しくて、今朝もフォーク・クルセダーズのイムジン川の歌が流れていて、俺も一緒に歌っていたのだ。



そして小学生の頃には、既に金髪のジェニーを歌っていて、ま、小学3年生の時に同級生で親しくなったのは、真栄城忠之と平良鉄彦で、憧れていた好きだった子は、副級長だった正岡明美だが、残念ながら翌年には沖縄へと帰って行ったが、その次に好きになったのが5年生の時の山田みさ子で、これも6年生の1学期が終わると沖縄に転校したので、恋らしい初恋と言えるのは、中学3年生の時の喜友名貴美枝と言うハーフの子で、この子とはずっと仲が良くて、俺が倒産した時は、この子は姉と一緒にスナック喫茶をやっていて、若い頃に離婚して、ずっと後は独身だったわけで、”誠だったら面倒見てもいいわよ”、と言われた時は、それはとても嬉しかったもんだが、まだ離婚前の俺は、結局、貴美枝の世話にはならなかったわけだ。

ま、一応、思われて一緒になった14歳年下の直美と、40年以上も幸せに暮らしていて、逆に貴美枝が60代に入って間もなく死んだと言う噂を聞いた時は、流石に悲しかったものだ。

一応直美とは相思相愛ってわけで、ま、貴美枝は、フォスターの歌に出てくる金髪のジェニーのように、小川のせせらぎの前で踊っている、俺の夢のジェニーのようなものだ。



自称沖縄一のカッコイイ男で、親友の当銘由市の次にモテる男だった俺は、気持ちだけは、脳出血で倒れるまでは、その気持ちでいたわけで、大学生の時も、気持ちは昭和大学で一番イイ男のつもりでいて、ただ、美少年と本当に思ったのは古原とおるが初めてで、俺はカッコイイ男とは自分で勝手に思っていて、ま、おかげで小林健一と言う、昭和大学きっての医学部の秀才とも親しくなり、今も毎年年賀状ももらうし、40年以上、住所が分からなかったとおるの住所も彼が教えてくれたわけで、残念ながら山角隆之の住所も電話番号も、健一も、とおるも分からないわけだ。

ただ、昭和大学での親友はみんな生きているが、沖縄の親友は、当銘由市も、新田栄輝も、真栄城忠之も、そして金髪のジェニーの喜友名貴美枝も死んで、今残っているのは平良鉄彦だけだ。

”夢に見し我がジェニーは、ブロンドの髪サラサラと、小川の岸辺に立ち♩”

うーん、今朝は懐かしい歌が、次々と頭の中で流れてくる。



直美は月曜日で、休みの日で、俺の味噌汁も出し、野良猫の花とアルに食事はあげ終わって、また眠りに行った。

春の暖かい日が数日続いているが、足元だけはちょっと寒い、曇った春の日だ。

”春は名のみの風の寒さやー♩”

今度は早春賦の歌が、頭の中には流れている。

思いは千々に乱れて、歌も千々に流れてくるわけで、思いは、この地球上の様々な場所へ彷徨っているわけで、心の中では、まだ地球上は美しい大自然に囲まれているが、現実に目を覚ますと、どんどん高層ビル化が進み、どんどんつまらない世の中へと退化していくわけで、古代から戦争を好む人間は本当に馬鹿な奴だらけってわけだ。

本当に厄介だよ。

じゃあな。



2024年3月18日



人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠の思い出 memories
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…



同じカテゴリー(想像の世界)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。