安江邦夫と言う岡山の大学教授で、とても謙虚な人柄の方で、俺は大好きな偉い方だが、その偉ぶらないところが好きなんだけど、彼は有名なシュレーディンガー方程式の母体、マトリックスとも言える、その方程式よりも奥深い安江方程式が、或る日、ドイツのアウトバーン高速道路で時速200kmで走ろうと思い立って、190kmを越えた時の、それまで左右にブレようとして、ものすごくガタガタと激しく揺れていた車が、190kmを越えた時に、突然音もやみ、揺れもなく、スーッと静かに景色だけがどんどん後ろに下がっていた、その時の頭の裏側にその方程式が突然降りてきたようだ。
このように新しい方程式の発見は、意外と或る日突然頭の中に降りてくるらしいのだ。
とは言うものも、それは常に考えている学者に起きることで、その他にも安江邦夫は神事を司る方でもあるわけで、これも神事を司る偉い老女に、或る日、安江邦夫と言う大学の偉い方に、その神事を司るように、おおせが降りてきて呼ばれたようで、あの謙虚に偉ぶらない安江邦夫は、素直にそれを引き受けたと言うのだ。
俺も兼ねてより、そのような神事は大切に思っているわけで、ちなみに安江邦夫が勤めているノートルダム聖心女学院は、運営している方々は全員キリスト教の信者だが、安江邦夫の家は仏教であり、安江邦夫はキリスト教の信者ではないようで、今度の神事を天皇の司ることにも似ている、御時、御刻、みときを司るわけで、今年の御刻は冬至の12月21日の18時26分で、それが冬至点の御刻の祈る時間で、人はその日に祈ると願いも叶うと言うのだ。
俺もその日のその時間を忘れなければ、何かを祈ってみようとは思うが、せいぜい願いは唯一世界が平和になりますようにと祈るぐらいかなと思っているわけだ。
俺は戦争のない国、日本に住んで、更に生活し、生き続けているのは、争いのない島、宮古島で本当に毎日が平和に暮らしているわけだが、この半年あまりは、俺の住んでいる300坪足らずの、この元の布干堂の海を埋め立てた土地を盗もうと争いを持ち込まれていて、その争いを持ち込んだのが、36年前に面倒を見た奴だから、恩を仇で返されているわけで、そいつが盗んだのは、21年前に俺が作ったビーチハウスであり、それを今はピュアテラスと言う名に不純な動機を隠す名前に変えて、今度は俺の住んでいる土地も欲しがっているわけだ。
人間の欲は本当にとどまることなく、どんどん広がり、大きく膨らんでいくわけで、幸い俺は、元々昔は全く欲のない単純な明るい青年だったわけで、それが一念発起して、妻や妻の父の為にサンエーを沖縄一の大企業に育てて、伸ばし、広げたが、裏切られて財産資産も全て失い無一文になり、また大企業に返り資産を大きくしようとも思ったが、運よくレイチェルの沈黙の春を読んで、企業活動の醜さを改めてつくづくと知って、また元の何も求めない単純な明るい生活に戻ったわけだ。
それで俺は、このまま全て世はこともなしと、平和な島暮らしを続けていたのに、この8年間、ビーチハウスは盗まれ、今度は住んでいる土地まで狙われているわけで、これじゃ加持さんのように、アパートかマンションに住む方がよっぽどいいなとも思ったりもするが、直美は適当な値段で来間の崖の上の400坪を売りたがっているし、俺は元々崖の上から宮古島中を見渡す家を造るつもりだったので、8,000万円以下では売らないと決めているし厄介だ。
この家に住み、来間島は別荘にするつもりだったので、週に一度はその来間島で過ごすつもりだったが、また来間島も遠い島になりそうだ。
折角俺のマトリックス、母体は平和のままの一生で終わると思ったが、映画の中のマトリックス、母体も争いの中にあり、世の中の争いはなくなりそうもない。
俺の中のマトリックスも、この半年はかき乱され続けているが、さて昨日の判決はどう出たかな。
俺は俺の勝訴と思っているが、裁判官の判断はよく違うからなー。
さて、争いのない世界を願い続けたマザー・テレサは、愛の反対は無関心で、愛とは関心を持つことと言っていたようだ。
俺も何にでも興味があり、関心だらけだったのは、愛に溢れていたわけだ。
でも無関心どころか、人の物まで何でも盗み取ろうとする争いを持ち込む泥棒根性の奴もいて、それの親分が元KGBのスパイのプーチンと、共産党の親玉、習近平ってわけだ。
全て世はことだらけだなー。
じゃあな。
2024年12月18日
人生波乱万丈!73歳脳出血後遺症と共に歩む中山誠氏の思い出話が面白い。
中山誠氏の思い出話しが面白い。本当に、相当面白いのだ。これだけの波乱万丈な人生を送ることができる人が、いったいどれだけいるのだろうか?そしてこの物語(思い出)には、戦後沖縄の歩んで来た歴史の中で起こる様々な出来事ともとても関連が深い。現代の沖縄史といっても過言ではないのか…